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【お悩み相談】ママといる時だけ愛犬が吠える・噛む…これってどんな心理?犬友達は絶対に必要?

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
日々、愛犬との生活の中で生まれる疑問やお悩み。一人で抱え込まず、こうしてご相談いただけること、とても嬉しく思います。

今回は、2歳の「暴れん坊君」の飼い主様(ママさん)からいただいた、切実なお悩みにお答えします。

同じような状況で悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
文面から推測できる範囲ではありますが、犬の心理と今後の向き合い方について詳しく解説していきます。

今回のご相談:ママと一緒の時だけ問題行動が出るのはなぜ?

【Q:ご相談者様より】

いつも投稿を楽しみに見ています😊
2点ほど質問させてください。

我が家の愛犬2歳は、吠えたり噛んだりする暴れん坊君です。

悩み①:特定の家族(ママ)がいる時だけの問題行動
私(ママ)が一緒にいる時に、他の犬や人にすごく吠えたり噛んだりします。でも、ママが居ない時(パパや娘だけの時)には案外、他人が近づいてきても吠えなかったり、ヨシヨシされたりすることもあるんです。家族以外の人は怖がってほぼ近づけません😓
これはどんな心理なんでしょうか。私が関わり方に気をつけたら、行動が軽減しますか?

悩み②:犬同士の交流について
犬同士で触れ合いのない生活は、犬にとって不幸ですか?

とっても知りたいです。ぜひ、よろしくお願いします✨

【A:回答】

ご質問ありがとうございます!
実際にワンちゃんの様子を直接拝見したわけではないので、あくまで文面から想像できる範囲での回答となることをご了承ください。

非常に興味深く、そして飼い主様にとっては悩ましいケースですね。
それでは、順番に解説していきます。

悩み①:なぜ「ママといる時」だけ吠える・噛むのか?その心理に迫る

パパや娘さんといる時はおとなしくできるのに、ママといる時だけ他の人や犬に強く反応してしまう。
ここから、いくつかの可能性が浮かび上がってきます。

まず前提として、その子は「家族以外の人や他の犬が、比較的に苦手である」ということが推測できます。

では、なぜ一緒にいる家族によって行動が変わるのでしょうか?
いくつかのパターンを考えてみましょう。

可能性1:「ママなら守ってくれる」という安心感からの行動

文面から、ご家族の中でママと一緒に過ごす時間が一番長く、その子にとってママが「一番安心できる存在」であると推測します。

この場合、以下のような心理が働いている可能性があります。

  • ママを誰にも渡したくないという「占有」からの攻撃
  • ママを中心とした「縄張り」を守るための攻撃

しかし、おそらく最も大きい要因は、
「ママが側にいることで、本来は避けたい相手(他犬・他人)に対して、強気な行動に出られる」
という点ではないかと推測します。

パパや娘さんの場合、ママに比べるとその子にとっては少し心許ないのかもしれません。「もし吠えて相手が向かってきた時、この人たちは自分を守ってくれるだろうか?」という不安があり、思い切った行動(攻撃)ができない状態です。

対してママは、自分を守ってくれる絶対的な存在です。
「ママがいるから大丈夫、吠えても(噛んでも)守ってもらえる」という安心感があるからこそ、本来持っている苦手なものへの拒絶反応が表に出てくるのです。

【対策】ママがやるべきことは?

この推測が正しい場合、改善すべきはパパや娘さんの対応ではなく(それも必要かもしれませんが)、根本にある「他の犬や人に対する、不安や恐怖心の軽減」となります。

可能性2:ママのリアクションが行動を強化している

プラスアルファの要因として、現場での「ママからの注目」が行動をエスカレートさせている可能性もあります。

他の人や犬に飛びついたり吠えたりした時、ママが焦って声をかけたり、体を抑えたりしていませんか?
そのリアクションが、ワンちゃんにとっては「ママが反応してくれた!」「注目してくれた!」という、行動を増やす要因(強化子)になっていることも考えられます。

可能性3:過去のトラウマや身体的負担

別の可能性としては、過去に「ママとの散歩中にとても嫌なことが起きた」経験がある、あるいはママといる時に他人や他犬が来ると「身体への負担がかかる(リードを強く引かれる等)」といった関連付けがされているケースです。

これら、ひとつの原因というよりは、複数の要因が複雑に重なっていることも考えられます。


悩み②:犬友達がいない生活は「不幸」なのか?

犬同士で触れ合いのない生活は、犬にとって不幸ですか?

たしかに動物福祉の要綱の中には「同種とのかかわり」ということも明記されています。
しかし、大事なポイントが2点あります。

  • 『その子が、他の犬と触れ合いたいかどうか?』
  • 『犬だからと言って、どんな相手とも仲良くなれるわけではない』

つまり犬側に選択の自由があること、そして他の犬と接することが満足するものかは、その犬が決めることです。

その子が、他の犬との関わりを持ちたくないのであれば、現時点では無理に合わせるほど辛いものとなる可能性が高いです。

だからと言って苦手なままにしておくと、①の状況が繰り返されるので、現時点でのゴールは
「近くに他の犬がいても、相手が自分にちょっかいを出してこなければ、動揺せずに普段通り過ごせる」
ことを目指していきましょう。

同じ空間に他犬がいても、相手の犬を無視できるくらいリラックスできると理想的です。
そのために、まずは苦手意識の軽減を目指した方が良いと考えます。

その過程の中で、特定の仲良くなれる子に出会えたら最高かもしれませんね。
ただし、無理強いは逆効果なので、動物福祉に配慮したプロにご相談ください。

もうひとつ大事なこと

犬にとって、よく知らない犬や人とのコミュニケーションより、ご家族とのコミュニケーションの方が大事だと考えます。

私たちの提案するトレーニングは、無理やり何かをさせることではありません。
行動の原理として「いいこと」が起きなければ、行動が増えない(正の強化)。だからこそ、ご家庭内で「いいこと」をたくさん作ってもらいます。

飼い主さんが今持っているボキャブラリーの手数が増えるほど、その子の毎日は、より充実した楽しいものになっていくはずです。

犬という動物は、あまりにも身近で、よく知っているようで、意外に知らないことがたくさんあります。
飼い主さんの想いや探究心・好奇心が、愛犬をより幸せにするヒントに必ずつながるはずです。

ご質問ありがとうございました!

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