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【犬の保育園②】社会化期を過ぎたらもう遅い?「心の器」を広げる一生の学習

「うちの子、もう社会化期を過ぎているから手遅れかも……」前回の記事を読んで、そんな不安を感じた飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。ですが、安心してください。社会化期を過ぎてから入園した子でも、成長できる可能性は十分にあります。

保育園って何するところ? その2:社会化期を過ぎたらもう遅い?

社会化の学習

【よくあるご質問】
「もう成犬だけど、今から慣れさせることはできますか?」
「保護犬で過去の経験が分からないけれど、社会化はやり直せますか?」
実は、社会化において最も大切なのは「時期」そのものよりも、その後の「向き合い方」です。

「社会化期」と「社会化学習」は別物です

まず知っておいていただきたいのは、“社会化期”と“社会化学習”は似ているようで、実は別物だということです。

  • 社会化期 = 生後数ヶ月までの「期間限定」の時期
  • 社会化学習 = 生きている限り「一生続く」学習

犬も人も、生きている限り毎日いろんなことを経験します。新しい場所、初めて会う人、知らない音……。そのたびに、犬たちは少しずつ学習を積み重ねているのです。

心のキャパシティーを「器」でイメージしてみよう

社会化期とは、いわば「水を入れる容器を作る時期」だと考えると分かりやすいです。

■ 社会化期にたっぷり良い経験をした犬
最初から“バケツ”くらいの大きな容器を持ってスタートできます。容量が大きいので、少しの変化や刺激では水があふれません(=パニックになりにくい)。

■ 経験が少なかった犬
“コップ”くらいの小さな容器からスタートするイメージです。少しの刺激で、すぐに水があふれ(=不安や恐怖)やすくなります。

■その後、容器はどう変わる?

ここからが希望のあるお話です。経験豊富な犬は、バケツから「タライ、ポリタンク、大きな水槽」へと、さらに容量を増やしていけます。
そして、コップからスタートした犬も、どんぶり → 洗面器 → バケツ というふうに、少しずつ広げていくことは可能なのです。

つまり、社会化期は“スタート地点”が違うだけで、学習そのものは一生続けられるということです。

心のキャパが広がると、愛犬がラクになる

いろんなことを柔軟に受け入れられる(=心の器が広がる)と、犬自身のストレスが劇的に減ります。すると、以下のような行動が起きにくくなります。

  • 過剰に吠える
  • 極端に怖がる・固まる
  • 自分を守るために怒る
  • パニックになる

多くの問題行動の背景には「不安」が関係しています。だからこそ、心のキャパシティーを広げることは、愛犬の幸せに直結するのです。

■ほいくえんで大切にしていること

保育園でのトレーニング

ほいくえんでは、「心のキャパシティーを広げる」ことを最優先にしています。
社会化期を過ぎていても、その子の今の器に合わせて、「少しずつ、安心して暮らせる経験」を毎日丁寧に積み重ねていきます。

子犬の頃にやったら終わり、ではありません

最後に、とても大事なことをお伝えします。
学習は、続けなければ薄れていきます。「子犬の頃にやったからもう一生大丈夫!」というわけではありません。

社会化は「筋トレ」と同じです。
使わなければ感覚は落ちていきます。だからこそ、大人になってからも日々の経験の積み重ねが、愛犬の心を守る「心の筋肉」を維持してくれるのです。

■最後に

「もう遅い」なんてことはありません。今日が、これからの人生で一番若い日です。
愛犬のペースに合わせて、ゆっくりと心の器を広げていきましょう。

次回は、具体的にどうやって「社会化」を進めていくのか?そのアプローチについてお話しします。つづく。

WELCOME
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